高木美帆が国内最高Vで3冠 狙った好記録に「意味のあるレースができた」
「スピードスケート・全日本選抜」(13日、エムウエーブ)
女子1500メートルが行われ、世界記録保持者の高木美帆(26)=日体大職=が国内最高を更新する1分52秒78で優勝した。今大会は出場した3種目全てで国内最高を更新して3冠。圧倒的強さを見せつけた。
レースを振り返り、高木美は「あえて細かいことを考えずにタイムを出しに行くということだけを考えて滑った。それを意図的に体現できたというのは意味のあるレースができた」と納得。「自分の持っている実力の中で出せるぎりぎりのタイム設定をしてそれを達成することができた」とレース後にはガッツポーズした。
今大会は好記録3連発となったが「(世界の選手との)勝負は同じ氷でしないと分からないところがあるので、これはこれと思っている」。1年後の北京五輪に向けて「1年もあれば世界も自分たちも変わる。今回気づいたことをさらに自分のベースとして固めていきたい」と慢心することなく、気を引き締めた。