大坂なおみ「怖かったが楽しむことにした」憧れの元女王に快勝 笑顔で抱擁も
「テニス・全豪オープン」(18日、メルボルン)
女子シングルス準決勝が行われ、世界ランク3位の大坂なおみ=日清食品=が同11位のセリーナ・ウィリアムズ(米国)と対戦。6-3、6-4のストレート勝ちで2年ぶり決勝進出を決めた。
大坂は立ち上がりの第1セット、第1ゲームにいきなりブレークを許した。憧れの元女王との対決に「緊張していて怖かった」と漏らした大坂。だが、第3ゲームから2度のブレークを含めて5ゲームを連取し、「少しずつ試合に入っていけた。楽しむことにした。ひどい試合にしたくなくてベストを尽くした」と振り返った。
第2セットも大坂ペースが続き、第1ゲームをいきなりブレーク。第2ゲームでは193キロのサービスエースなどで攻め続け、主導権を握った。第8ゲームにダブルフォールト3つでブレークを許したが、「今日はリターンが良かった」と大坂。直後の第9ゲームをラブゲームでブレークバック。第10ゲームをキープし、勝利を手にした。
セリーナとの対戦はこれで4戦目。集中力は最後まで崩れず、「彼女にあこがれていて彼女と試合をするのが夢でした。競争相手と対戦することが楽しいこと、テニスはゲームだということです」。試合後はセリーナから抱擁し、笑顔で健闘をたたえ合った。