橋本聖子新会長が誕生 覚悟語る 大臣辞任「大きな決意」男女平等へ「結果出す」
東京五輪・パラリンピック組織委員会は18日、都内で2度の理事会、評議員会を開催し、“女性蔑視発言”の引責で辞任した森喜朗前会長(83)の後任として夏冬合わせて7度の五輪出場を誇る橋本聖子氏(56)を新会長に選出した。橋本氏はこの日、五輪相を辞任した。
橋本新会長は理事会内で就任あいさつに立ち「大変大きな重責を担わせていただくことになりました。大変身の引き締まる思いです。国務大臣を辞職することは大変大きな決意でありました」と語り、「大会成功のために尽力したいという思いで引き受けた」と、所信表明した。
コロナ禍での開催に向け「安全安心な大会に向け、コロナ対策が最大の課題になる。国、都と連携し、これであれば、国民、海外の皆さんに安心安全の大会だと思ってもらえるような大会にしたい」と、決意。また、森前会長が“女性蔑視”発言で辞任となったこともあり、男女平等への取り組みも表明。組織委は男女比率の向上などのチームを設置する予定で「今月内に体制を打ち出し、結果を出していく」と、語った。