橋本新会長 セクハラ問題に言及「当時も今も深く反省」「厳しい声は受け止めている」

 東京五輪・パラリンピック組織委の新会長に就任し、記者会見に臨む橋本聖子氏(代表撮影)
 東京五輪・パラリンピック組織委の理事会で新会長として承認され、あいさつする橋本聖子氏(代表撮影)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は18日、都内で2度の理事会、評議員会を開催し、“女性蔑視発言”の引責で辞任した森喜朗前会長(83)の後任として夏冬合わせて7度の五輪出場を誇る橋本聖子氏(56)を新会長に選出した。橋本氏はこの日、五輪相を辞任した。理事会後に会見した橋本氏は大会への決意を語った。

 橋本氏は森氏の進退問題浮上以降、後任候補に名前が挙がると海外メディアから14年に報じられたフィギュアスケートの高橋大輔へのキス強要騒動が指摘された。当時橋本氏は強要を否定し「甚だ軽率な行為だった」と謝罪、高橋も「お酒が入ってはしゃぎすぎた」と陳謝し、騒動は鎮静化していたが、ここにきて再燃しており、懸念となっていた。

 会見でも橋本新会長はこの話題について質問され、「私自身の軽率な行動について深く反省しております。7年前、一連の問題が出されたわけであります。そのことについてはその当時も今も深く反省しておりまして、しっかりとその経緯というものを自分自身もうけとめながら、この会長職というものを全うしながら、しっかり多様性というもの、そして男女平等、あらゆる問題に対し、オリンピズムの原則、オリンピックムーブメントを着実に進めていきたい。非常に厳しい声は受け止めております」と語った。

 16時から行われた理事会内では就任あいさつに立ち「大変大きな重責を担わせていただくことになりました。大変身の引き締まる思いです。国務大臣を辞職することは大変大きな決意でありました」と語り、「大会成功のために尽力したいという思いで引き受けた」と、所信表明した。

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