大坂なおみ 強過ぎる!セリーナにストレート勝ち 2年ぶりVへブレイディと決勝

 決勝進出を決めガッツポーズの大坂なおみ(ゲッティ=共同)
 リターンする大坂(AP=共同)
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 「テニス・全豪オープン」(18日、メルボルン)

 女子シングルス準決勝で世界ランク3位の第3シード、大坂なおみ(23)=日清食品=が、元世界1位で現11位の第10シード、セリーナ・ウィリアムズ(39)=米国=を6-3、6-4で退け、初優勝した2019年以来2年ぶりに決勝に進出した。20年8月からの連勝を20に伸ばした大坂は、四大大会4勝目を懸け、20日の決勝で世界24位の第22シード、ジェニファー・ブレイディ(25)=米国=と顔を合わせる。

 憧れの相手を前に、大坂のボルテージは最高潮に達していた。強打で左右に振り、わずか7ゲームしか与えないストレートでの圧勝。安定したフットワークに、精神面のたくましさも際立ち「自分をオープンにしてコーチとも話をし、不安をためず表に出すようになった。自分が確立されたのを感じる」と誇った。

 新型コロナウイルスの感染拡大でメルボルンに課されていた外出制限の解除を受け、6日ぶりに観客の歓声がこだました。序盤は緊張感で動きが硬く、第1サーブが入らず、第2サーブがネットにかかる場面もあった。S・ウィリアムズとの一戦は「いつも気後れする」と体が縛られたが「彼女がやってくることを考えずに、自分がコントロールできることに集中」と言い聞かせ、0-2から鎖をふりほどいた。

 第3ゲームをキープするとフォアのラケットの振り抜きが良くなり、5ゲーム連取で主導権を奪った。第2セットは4-3の第8ゲームで3度のダブルフォールトと再びサーブが乱れたが、すぐに立て直して次のゲームでブレークに成功し、39歳のベテランを意気消沈させた。

 四大大会初優勝を飾った2018年全米オープン決勝で対戦した時よりも両者の力の差が開いたことを印象付けた。憧れの存在を再び倒し、四大大会で4度目の頂点まであと1勝に近づいた。決勝で相まみえるブレイディとの対戦成績は、ツアー下部大会を含めて大坂の2勝1敗。真夏のメルボルンに再び歴史を刻み込む。

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