橋本聖子氏、五輪相退任あいさつで無念さも 「道半ばだった」急転直下の組織委会長就任に

 大臣の引き継ぎ式を行った橋本前五輪相(左)と丸川五輪相
職員から贈られた花束を手に、記念撮影に応じる東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長=19日午後、東京都中央区(代表撮影)
職員へ就任のあいさつをする東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長=19日午後、東京都中央区(代表撮影)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子新会長(56)が19日、五輪担当大臣の引き継ぎ式を行った。後任の丸川珠代五輪相にバトンを渡すとともに、職員への退任のあいさつ。「私にとってこの1年半は激動というか、あっという間に時間が過ぎ去ってしまった」と19年9月からの任務期間を振り返った。

 組織委の森喜朗前会長(83)の女性蔑視発言による引責辞任を受け、ドタバタで後任会長への就任が決まった。急転直下で大臣職も辞することになったが、橋本氏は「道半ばだった」と心残りの思いもにじませた。

 史上初の五輪延期を経験し、新型コロナ対策やアスリートへのサポートに尽力してきただけに「本来なら大臣職で最後まで東京大会を迎えて(職務を)全うさせていただきたいと強く思っていた」と橋本氏。「立場は変わるが、丸川大臣とともに東京大会を誇りを持てるものにしていかないといけないと思っている。今こそ、本当の意味での安心安全の東京大会のあるべき形、価値を見いだすために、組織委会長という立場で期待に応えられるようにしっかり頑張る」と使命感を燃やした。

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