神戸製鋼、元NZ代表スミス 日本初トライ「リーグ再開の方がうれしい」
「ラグビー・トップリーグ、神戸製鋼47-38NEC」(20日、花園ラグビー場)
2018~19年王者の神戸製鋼が何とか勝ち切った。7トライを奪ったものの、6トライを許すなど苦しい試合内容。その中でさすがの存在感を見せつけたのが、新加入した元ニュージーランド代表のWTBベン・スミスだ。
前半を28-26の僅差で折り返し、迎えた後半3分だった。右サイドからNo.8ナエアタのパスを受けると、そのまま走り込んで日本初トライを決めた。「トライを取るのは常に楽しいもの。それよりもコロナでラグビーができなかった中、トップリーグを再開できたことの方がうれしい」と冷静に振り返った。
チーム関係者に新型コロナ感染者が出たため、1月中旬から2週間の活動休止を経て、延期された開幕戦に備えてきた。仕上がりはまだ万全ではなく、この日もミスや反則が目立った。
次節28日のキャノン戦(神戸ユニバー記念競技場)に向け、攻守ともに「成長していきたい」とスミス。来季から新リーグ創設のため、現行リーグは今季が最後となる。元オールブラックスの大物が2021年神戸製鋼をトップリーグ連覇&最終王者へと導く。