順天堂大医学部合格の福岡堅樹に監督「試験受けながらラグビーは並大抵ではない」

後半、インターセプトからそのままトライを決めるパナソニック・福岡堅樹=秩父宮ラグビー場(撮影・三好信也)
前半、疾走するパナソニック・福岡堅樹(中)=秩父宮ラグビー場(撮影・三好信也)
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 「ラグビー・トップリーグ、パナソニック55-14リコー」(20日、秩父宮ラグビー場)

 最後のトップリーグ(TL)が開幕した。2019年W杯日本代表を6人擁し、5季ぶりTL制覇を狙うパナソニックはリコーに7トライ、41点差で開幕白星を決めた。試合後に順大医学部に進学することを発表したWTB福岡堅樹(28)もトライを奪い、最高のスタートを切った。

 20点リードの後半23分、一瞬の隙を見逃さなかった。福岡が相手パスをインターセプトし、約30メートルの独走トライを決めた。

 受験とラグビーを見事両立させた福岡。ロビー・ディーンズ監督(61)は「(福岡と)一緒にプレーしてる選手は誇りに思っている。医学の試験を受けながらラグビーをプレーするのは並大抵のことではない。人間に限界がないことを証明してくれた」とたたえた。

 この試合マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた日本代表SO松田力也(26)は「毎試合ワールドクラスのパフォーマンスをしてくれるので心強い。SOとしては福岡さんのよさを引き出したい」と話した。

 パナソニックの同期で日本代表でも、ともにプレーしたフッカー坂手淳史(27)は「グラウンド上でも外でも信頼できる選手。TLも堅樹も最後のシーズン、いい形で終えたい」。パナソニック一丸となって、最高のラストを目指す。

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