JT、フルセット激闘制して決勝へ 第3セットに歯車狂うも…土壇場で奮起
「バレーボール・Vリーグ女子PO準決勝、JT3-2NEC」(20日、大田区総合体育館)
女子準決勝で9季ぶりの優勝を目指す東レと2連覇が懸かるJTが21日の決勝に勝ち上がった。レギュラーシーズン1位の東レは石川、黒後が攻撃を引っ張って同4位のデンソーをストレートで下し、2季ぶりに決勝に進んだ。同2位のJTは同3位のNECから2セットを先取後、フルセットに持ち込まれたが、第5セットでエースのドルーズが強打を決めて振り切った。
第3セット終盤にJTの歯車が狂った。「自分たちのミスからやるべきことを見失ってしまった」と吉原監督。このセットを23-25で落とすと、第4セットは15点しか取れなかった。しかし、そこから昨季女王は奮起。第5セットに入る前に円陣を組み「自信を持って戦おうと伝えた」と小幡。コート内に落ち着きが戻り、最後はドルーズにトスを集めてフルセットの激戦を制した。林は「この1年間、リーグ優勝するためにここまでやってきた。全部出し切って絶対に優勝したい」と力を込めた。