大坂なおみ、五輪は「夢のよう」全仏やウィンブルドンにも意欲 全豪優勝から一夜明け
全豪オープンの女子シングルスで2年ぶり2度目の優勝を果たした大坂なおみ(23)=日清食品=が一夜明け、メルボルン市内で記念撮影に臨んだ。ウィム・フィセッテ・コーチらチームの仲間とも写真に納まった。
この日の大坂は「オレンジと黄色と黒が好きなので」と選んだショート丈の鮮やかな装い。トロフィーに口づけして優勝を実感している様子。前夜は遅くまで取材対応などがあり「2時間しか寝られなかったから、今すぐ眠りたい」と冗談交じりに語った。
大会を振り返り「何をすべきかをより理解するようになった」といい「最大の目標は年間を通じて安定したプレーをすること」。オーストラリア入国後にコロナ対策で2週間の隔離を義務付けられ「1人で部屋に閉じこもって、自分の考えと向き合わなければならない。ここへ来て、自分の考えや意見に自信が持てるようになった」と成長の糧にした。
ハードコートの四大大会で4勝目。「他の種類のコートでも気持ちよくできるようになりたい」と赤土の全仏オープンや芝のウィンブルドン選手権にも意欲を見せる。5カ月後の東京五輪は「私にとって本当に大きな出来事で夢のよう」と言いながら「分析しすぎて自分にストレスをかけてしまった気がするので、あまり考えすぎないようにしている」と話した。