鶴竜 豊昇龍に胸を出し「勘の良さ、内容がいい あとは努力次第」合同稽古
大相撲の合同稽古3日目が22日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われ、4場所連続休場から再起を期す横綱鶴竜(35)=陸奥=が相撲は取らず、幕内阿武咲(阿武松)、豊昇龍(立浪)らに胸を出し、汗を流した。
合同稽古は初日から2日連続で小結御嶽海(出羽海)を指名し、2日で計30番取って全勝。進退を懸ける春場所(3月14日初日、東京・両国国技館)へ向け、体の状態を見て慎重に調整していく。
「阿武咲は当たりがいいから。そういう圧力のある相手にね、やっていきたいなというのがあったんで。相撲はね、ちょっときょうは取れなかったけど。まあまたあす以降も取っていきたい」と、23日以降、また実戦を重ねていく意向。「大関とかもやっていきたい」と意気込んだ。
元横綱朝青龍のおい、豊昇龍に初めて胸を出した。「体がこれから大きくなっていけば、もっともっと上がっていくだろうし、相撲の勘の良さとか、内容もいいので。あとはもう本人しだいじゃないですかね。努力しだいじゃないですかね。けがせずにね、やっていくこと」と、素材の良さを感じ取った。首痛を訴えるモンゴルの後輩に「首は大事だよ、ちゃんと治療とかしてるのか」と、注意するように告げた。
鶴竜といえば、海外サッカー、NBA、テニスなど他競技の観戦が大好き。「YouTubeとかでハイライトとかは少し見たりはするけど。やっぱりこのコロナのせいでね、おもしろみが減ってるね。お客さんがいないだけで、こんだけおもしろみが欠けるかなっていうぐらい。っていうのがありますね。やっぱりテニスとかもね、いま見ててもなんか寂しい」と、コロナ禍でのプロスポーツの難しさを感じていた。