23年ラグビーW杯 1次リーグは「全チーム最低でも中5日」不公平感なくす
ラグビーの国際統括団体ワールドラグビー(WR)は23日、2023年のW杯フランス大会の日程概要を発表した。
大会はラグビー生誕200周年を記念する9月8日に開幕し、10月28日に決勝戦を開催。選手の健康安全面、さらに各チーム間の不公平感をなくすため、1次リーグの期間を従来より1週間延長し、史上初めて全チームが最短5日間の休養日を確保できるようにした。
また、出場チームの代表登録メンバーを2人増の33人に決めたほか、大会中の移動時間や移動回数を最小限に抑える方針とした。
WRのビル・ボーモント会長は「全チーム、全プレーヤーが全対戦カードにおいて十分に実力が発揮できる、より平等な機会を提供することができます。これからは、移動を含め、プレーヤーにかかる全体的な負荷を緩和するための取り組みをチームとともに行なっていきます」とコメントした。
1次リーグは5チームで4試合を戦うため、試合編成に難しさがあった。日本は19年大会はホスト国として開幕戦に出場。最短中6日の日程で戦うことができた。一方、15年大会は南アフリカ戦で劇的な勝利を挙げたあと、中3日でスコットランドと対戦し大敗している。