東京五輪聖火リレー 著名人ランナーは「密集対策できる場所で走行」を予定

五輪モニュメント
 聖火リレーのメディア説明会であいさつする東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長=25日
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は25日、開始まで1カ月となった五輪聖火リレーの新型コロナウイルス感染症対策の詳細を発表した。沿道での密集を回避するため、居住する都道府県以外での観覧は控えるように求め、インターネットでのライブ中継視聴を推奨した。また、緊急事態宣言や外出自粛要請などが発出された場合は、必要に応じて公道でのリレーを見合わせることもあり得るとした。

 冒頭、あいさつした橋本聖子組織委会長(56)は「新型コロナ対策を万全に、安全最優先で進めていくことが大変重要だ。コンセプトである『希望の道をつなごう』に沿って、全国に希望をつなげる聖火リレーにしたい」と述べた。

 著名人ランナーの走行については「密集対策ができる場所での走行」を予定。事前予約制の観覧となるセレブレーションの会場、競技場、学校の敷地内など公道外での走行を検討しており、公道を走る場合は通行止めなどの密集回避対策を取るという。

 また、著名人ランナーに限らず、ランナーの走行スロット(走行区間)に関する情報は、走行区間スタート予定時間の30分前まで公開せず、聖火ランナー本人からのメディアやSNS等での公表も禁止する。

 聖火リレーは3月25日に福島県のナショナルトレーニングセンターJヴィレッジからスタート。7月23日まで121日間をかけて、全国859市区町村を巡る。

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