松村“親子対決”は娘の勝ち 千秋はにかむ「両親と真剣勝負楽しかった」
「カーリング・日本混合ダブルス選手権」(25日、青森市みちぎんドリームスタジアム)
1次リーグが行われ、2連覇を狙う中部電力の松村千秋(28)は、コンサドーレの谷田康真(26)とのペアで、両親(松村保、なぎさ)ペアの軽井沢CCに8-1で快勝し、開幕4連勝とした。2020年準優勝の藤沢五月(ロコ・ソラーレ)、山口剛史(SC軽井沢ク)組は、園部日向子、小野寺浩太組に10-2で勝利し、3連勝。松村、谷田組が優勝すると、日本が出場枠を獲得した場合の22年北京五輪代表に決まる。
親子対決は、第一線で活躍する娘が制した。松村、谷田組は着実に点数を重ね、第7エンド終了時点では7点リード。ここで軽井沢CCが負けを認めるコンシードを出し、試合が決着した。松村は「両親と真剣勝負ができて楽しかった」とはにかんだ。
互いを知り尽くしていても、新たな発見があった。松村は「すごいなと思ったのが、父がずっと(氷を)はきつづけてる」と力説。「最終ショットもすごい頑張っていたので、ナイススイープと声をかけたくなりました」と笑顔で明かした。
優勝で北京五輪代表権がほぼ手中となる大一番。谷田は「試合ごとに課題がかなり出ている。話し合って解決したい」と、連覇への目標を掲げた。