池江璃花子、東京五輪「頑張りたい」けど「体的にパリ」 日本選手権の参加種目は未定
白血病からの完全復活を目指す競泳女子の池江璃花子(20)=ルネサンス=が26日、世田谷区内の日大キャンパスで約3時間の練習を公開し、東京五輪への思いを語った。
池江は2020年8月に実戦復帰。試合の度に記録を延ばし、周囲も驚く復活を見せている。東京五輪が刻一刻と迫る中、代表選考会を兼ねた4月の日本選手権(東京アクアティクスセンター)の参加標準記録を突破。期待の声も大きくなっている。
「可能性があるなら頑張りたいけど(24年)パリ五輪を目指していると心から思っているので、どう答えていいか正直分からない」と池江。「自分の体のことは自分が1番分かっている。もちろん、もしかしたら行っちゃうかもしれないけど、体的にパリという意識」と冷静に話した。
また「五輪五輪というよりは、今の自分の泳ぎや、ここまで戻ってきて結果を残し始めているところを見てほしい」とも語った。
日本選手権のエントリー種目はまだ決めておらず「絞る可能性も、全部出る可能性もある」という。締め切りは3月10日。「慎重に選んでいく」とし「日本選手権に出られることを全力で楽しみたい。どこまでいけるかというワクワクした気持ちが強い」と笑顔で話した。