「ラグビー・トップリーグ、パナソニック６０－１２日野」（２８日、熊谷ラグビー場）

　パナソニックが９トライ６０得点で日野を破り、開幕２連勝を決めた。２トライを含む２３得点を挙げてマン・オブ・ザ・マッチに選出されたＳＯ山沢拓也（２６）は「後半は難しいことを考えずにやるようにして、相手の疲れもあって、自分たちのラグビーができた」と振り返った。

　後半には山沢のキックを起点に相手ディフェンスをことごとく振り切った。前半２トライだったチームは後半に７トライと差を見せた。

　前半は日野の圧力に押され守備の時間も多く、本来の攻撃はできなかった。日本代表入りも狙うＳＯは「きょうの前半のようなゲームマネジメントをしてしまうと、国を代表する試合に出場することは難しい。ああいうところで、チームに勢いを戻せられるようなプレーヤーにならないといけない」と圧勝の中でも反省した。

　目指すレベルはまだまだ高く、課題として「経験が足りていない」と話した。「試合を経験することで引き出しは増えてくる。試合を経験して、いろんな状況を体験してレベルアップにつなげたい」と力を込めた。