「ラグビー・トップリーグ、神戸製鋼７３－１０キヤノン」（２８日、神戸ユニバー記念競技場）

　５試合が行われ、ホワイト・カンファレンスは神戸製鋼がナンバー８ルイ・ナエアタ（２７）の５トライなどでキヤノンに７３－１０で大勝した。パナソニックも９トライで日野に６０－１２で勝利。ともに開幕２連勝とした。

　１９３センチ、１１８キロの規格外の体格が躍動した。前半８分、ナエアタはラインアウトモールから先制トライを決めると、２０分にも同パターンでトライ。後半も３トライを重ねた。「先週課題が出て今週のいいプレーにつなげた」。新型コロナによる活動停止などチームが本来の出来ではなかった開幕戦からの進化を強調した。

　トンガ出身。流通経大から入団して３年目となる。「前のシーズンは中止になって悲しかった。プレシーズンも体重キープして頑張った」。昨季打ち切り後も日本に残り、走り込みを徹底した。

　昨年、日本国籍を取得。Ｕ２０トンガ代表歴があるが、日本代表入りを望む。「１５人がハードワークしてくれて自分がトライを取れている」。Ｗ杯での活躍が期待されるナンバー８は流ちょうな日本語で仲間に感謝した。