ボート・西村、古田がアジア予選代表に内定 崖っぷちから大差で大逆転

 「ボート・軽量級ダブルスカル決定トライアルレース」(5日、埼玉・戸田漕艇場)

 男子は西村光生(31)=アイリスオーヤマ=と古田直輝(24)=NTT東日本=が、5月の東京五輪出場枠が懸かるアジア・オセアニア(AO)予選(東京・海の森水上競技場)の代表に内定した。2月末のシングルスカル評価レースで3、4位だった西村と古田は初日で負ければ終わりの崖っぷちから逆転し、AO予選の切符を勝ち取った。日本代表候補4人がペアの組み合わせを替えながら3日間で3レースを行い、平均タイムで上位だった2人が選出された。

 西村と古田が崖っぷちから逆転劇を演出した。初日にペアを組んだ2人は負ければ相手ペアの一発内定という逆境の中、10秒以上の差をつけて圧勝。最終日まで望みをつなぎ、AO予選出場を決めた。

 初日に負ければ終わりだっただけに古田は「初日は特に大事にした。腹をくくってやるしかないと」。西村とは19年11月に初めて乗り合わせ「相性が良くて軽くこげる。さらにパワーを乗せて、軽く強くこげるようになっていきたい」と五輪出場枠獲得を目指し進化を図っていく。

 また、西村は12年ロンドン五輪アジア予選の選考で一度代表に選出されたが内定取り消しになった経験がある。西村は「ロンドンから9年。今その壁を越えて、新たな世界が広がった。また挑戦できるうれしさがある」と闘志を燃やした。

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