JOC前で五輪中止求めるデモ 警察官50人出動で騒然
日本オリンピック委員会(JOC)の入るビルの周辺で6日、市民団体による東京五輪中止を求めるデモが行われ、私服警官も含め、警察官約50人が対応にあたり、周囲は物々しい雰囲気に包まれた。
デモ隊は五輪中止や返上を叫びデモ行進。敷地内にある五輪エンブレムをブルーシートで覆うなどし、抗議の意思を示した。
前日の5日には、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)が就任後初となる定例会見で開催可否について言及。「昨春に延期が決まって、7月に(延期後の)開催日程が決まった。その時点で今夏の大会実施は決定している」とした上で「医学的、科学的な知見をしっかり踏まえ、専門家、政府、都と連携して、いかに国民にこれであればできるんだという安心感を持っていただけない限り、開催は難しいと思っている」との認識を示していた。