伊藤美誠 早田ひな撃破で国際大会1年ぶりV
「卓球・WTTコンテンダー」(6日、ドーハ)
女子シングルス決勝が行われ、東京五輪代表で世界ランク3位の伊藤美誠(20)=スターツ=が、同29位の早田ひな(20)=日本生命=を4-2で下して優勝した。今年初の国際大会で、昨年2月のハンガリー・オープン以来の制覇を飾った。
伊藤が、決勝で実現した盟友対決を制した。第1ゲームを11-9で先取し、第2ゲームも11-8で連取。第3ゲームは6-11、第4ゲームは9-11と落としたが、第5ゲームは11-9、第6ゲームを11-6。ハイレベルな駆け引きを制した。
中国勢は出場していないものの、今夏の五輪にもつながる今年初の国際大会。伊藤はTリーグに参加していないため、準優勝した1月の全日本選手権以来の実戦となったが、大会までは実戦形式の練習を積んできており、遠征出発前には「五輪に向けて少しでも試合をして、今(練習で)やっていることが合っているのかを出し切れたらいい」と位置づけていた。
次戦は、次週のWTTスターコンテンダー(ドーハ)に臨む。