小林陵侑は転倒で2回目飛べず バランス崩し頭強打も大事至らず
「ノルディックスキー・世界選手権」(5日、オーベルストドルフ)
ジャンプ男子個人ラージヒル(ヒルサイズ=HS137メートル)で、18~19年W杯個人総合王者の小林陵侑(24)=土屋ホーム=は1回目の着地直後に転倒し、34位で2回目進出を逃した。日本勢では佐藤幸椰(雪印メグミルク)が合計256・7点で7位に入ったのが最高。シュテファン・クラフト(オーストリア)が合計276・5点で優勝した。
小林陵は右足のスキーを制御できずにバランスを崩し、頭を雪面に打ち付けた。自力で歩いて救護室へ。口をぎゅっと結び、悔しそうな表情のまま帰り際も言葉を発することはなかった。宮平ヘッドコーチによると、空中の中盤は右から、終盤には左から横風が吹いたという。K点(120メートル)より2・5メートル手前に落ちた。
オーベルストドルフのラージヒルではW杯で5戦2勝。「爆発できるように」と期していたが、予想外の結果となった。幸いにも大事に至らず、6日(日本時間7日)の団体はアンカーを務める。