小平奈緒 今季最後の500メートルVで手応え「前に進んでいる」
「スピードスケート・長根ファイナル」(6日、YSアリーナ八戸)
開幕し、女子500メートルは小平奈緒(34)=相沢病院=が37秒68で制した。今季ベストには0秒01届かなかったが、ゴール後は右手で小さく拳を握り、笑顔で声援に応えた。
「滑りの内容を冷静に見ると、いい方向にきている。前に進んでいる感覚をゴールを切って感じられた」。今季は平昌五輪を制した500メートルで約5年ぶりに国内戦で敗れるなど苦杯を喫してきただけに「この方向性でいいんだなって」。いよいよ迎える22年北京五輪シーズンへ、迷いが薄いだ意味は大きい。
今大会が今季最終戦。最終レースとなる7日の1000メートルへ「自信を持ってレースをして、課題を整理したい」と前向きに話した。