小平奈緒 今季最終戦1000MでV「来季は最初からいい滑りでスタートを」
「スピードスケート・長根ファイナル」(7日、YSアリーナ八戸)
女子1000メートルが行われ、小平奈緒(34)=相沢病院=が1分15秒50で制した。22年北京五輪のプレシーズン最終戦を終えた。
コロナ禍で国際大会の転戦ができなかった今季。国内大会では約5年ぶりの敗戦を経験。シーズン中としては異例の取り組みとなるが、氷から離れて体を作り直すなど、試行錯誤のシーズンを過ごしてきた。
今季最終レースを終え「レース展開の中で、うまく1000メートルという距離にまとめあげるとき、刻まないといけない自分のリズムがあるんですけど。探り探りだった感覚。完全に自分のものにはできていない」と振り返った。
「ただ、自分のリズムは確実につかめてきている部分はあるので」と小平。6日の500メートル後には「滑りの内容を見ると、いい方向にきている」としており、手応えを得て今季を締めくった。「来季はシーズン中に悩むことなく、最初からいい滑りでスタートを切れるといいなと思う」と話した。