御嶽海 春場所へ抱負「目標は2桁以上。それしか考えていない」
「大相撲春場所」(14日初日、両国国技館)
5場所連続三役の小結御嶽海(28)=出羽海=が8日、都内の部屋で若い衆相手に約20番、相撲を取り、ぶつかり稽古などで調整した。稽古後、電話取材に応じ、「いつも通りって感じですね」と、順調な様子。
2月20日からの合同稽古では横綱鶴竜(35)=陸奥=を相手に2日連続で相撲を取った。ただ右胸付近を痛め、その後の合同稽古は回避した。
「しっかり治療できたので今のところ問題はない。肩っていうよりかは右の胸、胸筋あたりが筋肉が固くなったというか。吊(つ)った感じですよね」と、語った。大事を取って、回復を優先。「今は問題なくやれています」と初日に向け、支障はなし。
三役は24場所目を数える。大関候補と言われながらライバルらに先を越されてきた。三役過去23場所で2桁勝利は2度の優勝を含め、わずか3場所。実力は誰もが認めるが、あと一歩、とどかない。
まずは三役で2桁が必須。「目標は2桁以上。それしか考えていないので。自分より番付下の人にはとりこぼさないことを意識してやりたいですね。先場所、いい感じで、9番しか取れなかったですけど流れは作れたので、しっかりそれに乗っていきたいですね」と意気込んだ。
先場所は3大関を総なめにした。横綱、大関、番付上位には燃える。「意識はしますし、一番負けたくない大関3人でもあるので、そこはずっと意識してやりたいですね。先に大関に上がられてしまったふがいなさもあるので」と意地をあふれさせた。
大関に最も近いと言われ期待を受け続けた。今場所は関脇照ノ富士(伊勢ケ浜)が大関とりに挑む。「周りは周りでやってほしいですね。僕は僕で今までやってきて、周りに流されたこともいっぱいあったので、流されずしっかり自分のペースでやっていきたいですね」と、今は自戒を込める。
ここ数年、周りとの比較を意識し過ぎたのはある。「煽(あお)られるのでね、やっぱ。貴景勝も朝乃山も上がったけど、みたいな。その前は高安関でしたからね。上がったけどいつ上がるんだみたいな。すごく焦っていましたけど。焦ってもしょうがないなというのはここ2、3年でわかったので。自分の実力つけて、上がりたいなと。のんびりはしていられないのでね。自分のペースでまわりを見ずにやっていきたいですね」。今度こそ迷いなしに大関ロードを突き進む。
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