B1広島の米国選手が大麻輸入容疑で逮捕 浦社長陳謝「申し訳ない気持ちでいっぱい」

 広島県警は8日、米国から大麻を輸入したとして大麻取締法違反(輸入)の疑いで、バスケットボールB1広島のジャマリ・トレイラー容疑者(28)=米国=を逮捕した。広島は同日付で同選手との契約を解除したと発表した。

 逮捕容疑は、昨年9月に何者かと共謀して大麻リキッドなどを輸入した疑い。

 広島の浦伸嘉社長は同日、広島市内のクラブ事務所で緊急会見し、「このたびはお騒がせ、ご迷惑をお掛けして、クラブの代表として申し訳ない気持ちでいっぱいです。再発防止も含めて、しっかりとクラブ運営を立て直したい」と陳謝した。

 同社長によると、今年2月24日に同容疑者の自宅とクラブ事務所に警察の捜索が入り、初めて今回の事案を把握したという。県警は捜査に支障があるとして同容疑者の認否を明らかにしておらず、クラブも同容疑者とは連絡が取れていないが、Bリーグ選手統一契約書の「誠実義務」に違反し、「刑罰法規に抵触する行為を行った」「クラブの秩序風紀を著しく乱した」ことが確認されたため契約解除を決めたという。

 同容疑者は米カンザス大卒業後、オーストリアやギリシャのクラブでプレーした後、18年3月に広島に加入した。今季も昨年10月の開幕戦から出場していたが、左膝蓋(しつがい)軟骨損傷などの手術を受けるため、今年2月に広島市内の病院に入院。この日、退院したことを受けて逮捕された。

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