島根知事、聖火の中止判断先送り 政府の回答なく4月中旬に

 島根県の丸山達也知事は10日の記者会見で、3月中旬としていた東京五輪聖火リレーの中止判断について、4月中旬に先送りする考えを表明した。理由として、政府に要望している新型コロナウイルス緊急事態宣言に伴う飲食店支援の拡充で回答が示されていない点を挙げ「状況が良い方向に進むかどうか見守らないといけない」と述べた。

 丸山氏は、リレーの中止意向を示した2月17日の記者会見で、飲食店支援の拡充のほか、政府や東京都の感染防止対策の改善をリレー実施の条件とし、福島県からリレーがスタートする3月下旬までに判断しなければならないと説明していた。

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