池江璃花子4種目エントリー 東京五輪選考会の日本選手権「全てで決勝が目標」
競泳女子で白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20)=ルネサンス=が、東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権(4月3日開幕、東京アクアティクスセンター)の50、100メートル自由形と100メートルバタフライ、五輪で実施されない50メートルバタフライにエントリーしたことが10日、明らかになった。参加標準記録を突破した4種目全てに名を連ねた。
池江はマネジメント会社を通じて「日本選手権では出場種目全てで決勝に残ることが目標です。試合での結果は毎日の練習でどれだけ自信をつけられるかだと思っているので、がむしゃらに練習してレース本番を迎えたいです。日本選手権で全力で泳ぐ姿をみていただけたらうれしいです」とコメントした。
初日の100メートルバタフライで、18年以来3年ぶりの日本選手権が幕を開ける。昨夏に実戦復帰し、5戦を経験。2月には「出られることを全力で楽しみたい。どこまでいけるかというワクワクした気持ちが強い」と話していた。代表選考は一発勝負。目の前のレースに全力で。その先に、道は開けるか。
◆池江の東京五輪への道 代表選考会は4月の日本選手権(東京アクアティクスセンター)。日本水連が定めた派遣標準記録を決勝で突破し、2位以内に入れば内定する。派遣標準記録は50メートル自由形が24秒46、100メートルは53秒31。100メートルバタフライは57秒10。100メートル自由形で400メートルリレー派遣標準記録(54秒42)を突破すれば、リレーでの代表入りが可能で、最も可能性が高いとみられている。50メートルバタフライは非五輪種目。