仙台出身の17歳張本智和「10年間忘れたことない」“3・11”への思いツイート

 卓球男子で東京五輪代表の張本智和(17)=木下グループ=が東日本大震災発生から10年となった11日、ツイッターを投稿し、「3・11、10年間この日付を忘れたことはありません」と故郷への思いをつづった。

 仙台市出身の張本は当時小学1年で被災。10年という節目を迎えたが、「恐怖、驚き、悲しさ。いいことなんて何一つなかったあの日からもう10年たったと思うと時間の流れは早いなと感じてしまいます」と述懐し、「10年たった今でも復興もまだ完全ではないと思います」と被災地をおもんぱかった。

 現在張本はWTTスターコンテンダー(ドーハ)に出場しており、この日は4強入りを決めた。

 東北出身の競技者としての思いもつづり、「結果をいくら残しても失われてしまった命は戻ってきませんし、あの日を忘れることなんてできません。しかし、それでも今の自分にできることは地元である東北や宮城の方々に少しでも前を向いてもらえるようなプレー、結果を残すことだと思います。微々たる力ではありますが、自分にとってはそれが全てです」と明かした。

 現在は関東に拠点を置くものの、仙台出身というアイデンティティーを強く持っている。「20年30年、いくら時間が過ぎても、3・11という日を忘れることはありません。あの日を胸に刻み、少しでも誰かの力になれるように、前を向いてこれからも歩み続けたいと思います」と決意を示した。

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