東関部屋が春場所後に閉鎖 所属全員が八角部屋へ 東関親方「よりよい稽古環境を」
大相撲の横綱曙を輩出した東関部屋が春場所後に閉鎖されることが決まった。12日、日本相撲協会の理事会で同部屋の閉鎖と師匠・東関親方(元小結高見盛)、力士6人、行司、呼び出し、床山が八角部屋に転属することが承認された。
東関親方は広報を通じ、以下のようにコメントした。
「昨年の1月場所後から約1年間東関部屋の師匠として私なりに精進してまいりましたが、部屋の力士たちにとって、よりよい稽古環境などを求め、八角理事長に相談させていただき、3月場所を最後に東関部屋を閉鎖して力士たちと八角部屋に転属させていただく決断をしました。今までに大勢の皆様に東関部屋を応援していただきまして感謝申し上げます。今後は部屋付きとして自分のできることを一生懸命頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします」
同部屋は、ハワイ出身の元関脇高見山が86年2月に高砂部屋から独立し、外国出身初の部屋持ち師匠となり創設した。09年に定年後、先代東関親方(元幕内潮丸)が継承し、部屋も東京都葛飾区に移転したが先代師匠は19年12月に死去。昨年1月、部屋付きだった現東関親方が継承していた。