バスケ、宇都宮初V王手 2年ぶりの決勝進出 ロシター「必ず勝ちたい」
「バスケットボール・天皇杯全日本選手権」(12日、さいたまスーパーアリーナ)
準決勝2試合が行われた。初優勝を目指す宇都宮はA東京を64-54で下し、昨年準優勝の川崎は三河を79-67で退けた。決勝は13日、同会場で行われる。
Bリーグ初代王者の宇都宮が、それ以来となるタイトルに王手だ。リーグ随一の堅い守備力はこの日も健在。全クオーターで相手を15点以下に抑える堅守が光り、2年ぶりに駒を進めた決勝でチーム史上初の全日本選手権制覇を狙う。
第3Q終盤で同点に追いつかれる場面こそあったが、着実にジャンプシュートを沈め、一度もリードを許すことはなかった。
両軍最多17得点の日本代表PFロシターは「天皇杯は歴史ある試合。大きなタイトルなので、必ず勝ちたい」と意気込み。自身もJBL栃木時代に選手としてプレーした安斎竜三HCは「ディフェンスを頑張れたのがポイントだった」と選手をたたえ「(天皇杯獲得は)チームの悲願。自信になるいいゲームをしたい」と拳を握った。