バスケ・川崎が7大会ぶりV SG辻2連続3点シュート「我ながらええとこで決めた」
「バスケットボール・天皇杯、川崎76-60宇都宮」(13日、さいたまスーパーアリーナ)
決勝が行われ、川崎が76-60で宇都宮を下し、前身の東芝時代以来、7大会ぶり4度目の優勝を果たした。16年のBリーグ発足後は初のタイトル獲得。MVP賞には決勝で11得点9リバウンドと躍動した川崎のジョーダン・ヒースが選ばれた。
試合終了のホイッスルが響くや否や、歓喜の輪が広がった。ベンチから猛スピードで駆けだしたのは、川崎の主将・篠山。Bリーグ発足後初のタイトルを獲得し「あの感じ、久しぶりで…」。コートの真ん中で、仲間と喜びを分かち合った。
第3Q、4点差でSG辻が2連続3点シュートに成功。これが起爆剤となり、一気に点差を広げた。「われながら、ええとこで決めたなと」と辻。2020年大会は準優勝。悲願のタイトルに「うれしい」と誇らしげだった。
Bリーグ初年度のリーグ戦は、決勝で栃木(現宇都宮)に敗れ準優勝。以降タイトル争い常連ながら、一度も戴冠はならなかった。「やっと届いた」と篠山。「勝って強くなる部分もある。自信を得られたのは大きい」。リーグとの2冠へ、勢いは加速する。