キャシー・リードさん、弟・クリスさん急逝から1年「あなたがいなくて寂しいわ」
フィギュアスケートのアイスダンスで日本代表として五輪出場も果たしたキャシー・リードさんが14日、自身のブログに新規投稿。「クリスへの手紙」と題して、昨年3月15日に急逝した弟で元フィギュア選手のクリス・リードさんを偲んだ。
最愛の弟の死から1年。「今日のブログは私からクリスのメッセージです..」と書き出したキャシーさんは「あなたをとても愛してるわ あなたがいなくて寂しいわ」などと胸の内を明かし、今も悲しみの中にあることをうかがわせた。
「痛み、傷ついた心はどんなに日々がすぎても同じ」「これ(クリスさんを失った悲しみ)は永久になくなることはないと思う」と吐露したキャシーさん。それでも天国の弟に向け「この2021年をコーチ、振り付け師としての情熱をもってこれからもいっしょうけんめい努力続けることをゴールとしてスタートしたのよ」と新たなスタートを切ったことも報告。最後は「気軽に遠慮なく私の夢に来てね 待ってるわよ」と締めくくった。
クリスさんは、ちょうど1年前の3月15日(日本時間)、米デトロイトで心臓突然死のため30歳の若さで死去。父が米国人、母が日本人のクリスさんは現役時代、姉のキャシーさんと組み、10年バンクーバー五輪(17位)、14年ソチ五輪(21位)に出場した。その後、村元哉中選手とカップルを結成し、18年平昌五輪では日本勢最高順位となる15位。19年12月に引退を表明し、後進の指導に当たる考えを示していた矢先での急逝だった。