海外遠征から帰国の日本選手、待機期間も練習OK 徹底したコロナ防疫措置条件に
東京五輪・パラリンピックを目指す日本選手が海外遠征から帰国した後の14日間の待機期間に関し、新型コロナウイルスの徹底した防疫措置を条件に練習を認めることを国が競技団体に伝えたことが15日、分かった。待機期間の代替措置と位置付け、選手のコンディション調整が目的。宿泊施設はフロアを貸し切って外出禁止とし、練習会場は一般の人と動線を分けるなどの隔離を求める。
日本オリンピック委員会(JOC)と日本パラリンピック委員会(JPC)の強化指定選手らが対象。スポーツ庁が示した条件では、最初は個人練習に限定。帰国した翌日を1日目と数え、3日目の検査で陰性が確認されれば帰国した選手同士の練習を認める。
日本にいた選手も一緒に練習する場合は合流前に検査を受け、隔離した同じ生活環境を求める。待機期間中には定期的に検査を実施し、濃厚接触の可能性がある競技はさらに増やす。