宮崎大輔、五輪あきらめん 不倫報道、女性暴行容疑逮捕…波乱の学生生活を終え再出発

 ハンドボール元日本代表の宮崎大輔(39)が15日、都内で日体大の卒業式に出席した。19年4月から、東京五輪出場を目指すために再入学していた。

 不倫報道に女性暴行容疑での逮捕。怒濤(どとう)の学生生活を終えた宮崎は、開口一番に謝意を述べた。「昨年、多くの方をお騒がせしてしまった。いろんな方の支えがあって卒業することができました。感謝の気持ちでいっぱいです」。最初の入学から21年後の卒業に、どこか晴れやかな表情だった。

 日体大には2000年に入学し、4年時に中退。日本リーグの大崎電気などを経て19年4月に再入学し、3年生に編入した。20年は不倫報道や女性暴行容疑での逮捕(後に不起訴処分)、新型コロナウイルス感染など苦難続きだった。

 日本代表を長年けん引してきた“レジェンド”でもある。ハンド男子にとって33年ぶりの出場となる東京五輪は「目標でもあり夢。今でも出場したい気持ちは変わらない」としたが「難しいかな」とも話した。20年6月に手術を受けた右肩の状態は悪く、全盛時に約60メートル投げられたボールが、今は「20メートルぐらいしか投げられない」

 今後については「昨年の影響があって正直未定」。無所属となるが、練習は日体大で続け日本リーグでのプレーを目指す。「ピンチの時こそチャンスの芽がある。日頃から準備をして、けがを治して、トライアウトを受けて、もう一度コートに戻れたら」。苦難を“卒業”し、再び活躍の場を探す。

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