荒磯親方が最優秀論文表彰 相撲部屋経営をテーマに論じる
荒磯親方(34)=元横綱稀勢の里=が早大大学院スポーツ科学研究科の修士課程1年制で、まとめ上げた修士論文が最優秀論文として表彰されたことが17日、関係者の話で分かった。
「新しい相撲部屋経営の在り方」をテーマに、時代に即した力士の指導法などを多角的な視点から論じている。19年初場所限りで現役を引退後、田子ノ浦部屋で後進を指導。将来的に独立して部屋を興す意向があり、昨春入学した大学院でスポーツマネジメントなどを学んだ。論文では相撲部屋に土俵を複数設けて稽古の効率化を図るなど、新たな部屋運営法を提案。「社会の仕組みを学ぶことができて、視野が非常に広がった。今後の人生にも生きる」と語っている。