連日の流血!北勝富士が貴景勝下し大関連破 照ノ富士初黒星 全勝は妙義龍のみ
「大相撲春場所・5日目」(18日、両国国技館)
2大関が敗れる波乱があった。
かど番の貴景勝(常盤山)は北勝富士(八角)に寄り倒しで敗れ2敗目を喫した。頭同士でぶつかる激しい立ち合いから攻勢。突き押して前に出たが、回り込んだ相手にいなされ、逆に土俵を背にすると左を差され寄り倒された。6日目は志摩ノ海(木瀬)と対戦する。
北勝富士は4日目の正代戦に続いて、連日、左の額から出血しながらの大関連破となった。
大関正代(時津風)は若隆景(荒汐)と対戦。連敗で2勝3敗となり、黒星が先行した。土俵際まで攻め込んだが粘られ、引いたことで墓穴を掘った。逆に一気に寄り切られて土俵を割った。6日目は明生と対戦する。
大関朝乃山(高砂)は明生(立浪)を寄り切りで下し1敗を守った。6日目は若隆景(荒汐)と対戦する。
大関とりがかかる関脇・照ノ富士(伊勢ケ浜)は、阿武咲(阿武松)に敗れ今場所初黒星。立ち合いで体を起こされ、もろ差しにされる不利な体勢。抱え込みにいったが相手の寄りに下がり、捨て身のすくい投げも不発。最後は押し出された。
4勝1敗となり昇進目安となる三役3場所計33勝まであと5勝のまま。6日目は霧馬山(陸奥)と対戦する。
照ノ富士が敗れ、5戦全勝は西前頭4枚目の妙義龍(境川)ただ1人になった。