十両の炎鵬が初黒星 連勝が6でストップも「体は動いている」
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「大相撲春場所・7日目」(20日、両国国技館)
関取最小兵168センチ、98キロの十両炎鵬(26)=宮城野=が東龍(玉ノ井)に上手出し投げで屈し初黒星を喫した。先手を取って攻め続けたが、潜って下手を差した際、上手を許し万事休す。圧力をかけられつぶされた。
「途中まで良かったけどまわしを取られたのが良くなかった」と振り返った。初日からの連勝は6でストップ。「負けたけど体は動いている」と、調子は悪くない。
19年夏場所から幕内を維持し、最高位は東前頭4枚目まで上がったものの、昨年春場所から4場所連続で負け越し先場所、十両に陥落した。先場所は兄弟子の横綱白鵬が新型コロナウイルスに感染した影響で全休。今場所、2年ぶりの十両土俵に立ち、1場所での幕内返り咲きを狙う。
「一日一番、土俵でできることができている。引き締めて上げていけるように」と、後半戦へ向けても意気込んだ。