飛び込み・三上、課題と収穫の準V 大技封印も自己ベスト更新
「飛び込み・国際大会派遣選手選考会」(21日、金沢プール)
女子板飛び込みは同種目で東京五輪代表に内定している三上紗也可(20)=米子DC=が302・00点で2位だった。榎本遼香(24)=栃木DC=が317・10点で制した。男子高飛び込みは西田玲雄(20)=近大=が427・90点で優勝した。
東京五輪でのメダル獲得を目指す三上が、収穫と課題の両方を得て大会を終えた。
予選では自己ベストを更新する347・25点をマーク。19年世界選手権4位相当の高得点に笑顔を見せたが、決勝では「体が固まってしまったかな。予選よりも良くしてやろうって無駄な気持ちが失敗につながった」。1本目からミスが出て、挽回し切れなかった。
19年世界選手権で5位入賞を果たし代表に内定。大技5154B(前宙返り2回半2回ひねりえび型)は今大会では封印しており、その中での「347点は自信につながった」という。4月のW杯(東京アクアティクスセンター)では「360点」が目標。次は必殺技を携え、世界にアピールする。