高梨沙羅が108度目表彰台 歴代最多タイ「偉大な選手と並べた。また一つ自信に」
「ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯」(21日、ニジニタギル)
高梨沙羅(24)=クラレ=は合計230・0点で3位に入った。1回目に95・5メートルで2位につけ、2回目は88・5メートルにとどまったが、通算108度目の表彰台を確保。男子のヤンネ・アホネン(フィンランド)が持つジャンプの歴代最多記録に並んだ。マリタ・クラマー(オーストリア)が97・5メートル、94・5メートルの243・1点で今季5勝目、通算6勝目を挙げた
2回目は踏み切り直後に風にあおられて姿勢が乱れたが、立て直した。高梨が108度目の表彰台。男子で世界選手権金メダル5個のアホネンに肩を並べ「舞台は違うけど、偉大な選手と並べた。また一つ自信になるものが増えた」。目指すのはあくまで頂点。「どんな状況になっても、K点を越えるまでは飛んでいかないとトップ争いはできない。これからも自分のやるべき事に集中して、こつこつと積み重ねていく」とストイックに話した。