羽生結弦「皆さんに何か伝わる演技だと思う」【一問一答】
22年北京五輪の枠取りが懸かるフィギュアスケートの世界選手権が24日、ストックホルムで開幕する。4年ぶりの王座奪還を目指す男子の羽生結弦(26)=ANA=は初参加した22日の公式練習で、ループ、サルコー、トーループの4回転ジャンプを跳ぶ上々の動きだった。23日午前の練習は回避した。大会は無観客で、外部との接触を断つ「バブル」の方式で開催。男子ショートプログラム(SP)は25日に行われる。
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-練習では4回転も着氷していた。
「最初ちょっと気合入りすぎというか、いつもの空回りみたいなものが一瞬あったので、自分をコントロールしながら。今回ブライアン(オーサーコーチ)もトレーシー(ウィルソンコーチ)もいるので。話を聞きながら、自分のペースも守りながらやれた。そばでサポートしてくれる人がいるのはすごいありがたいです」
-演技で世界中に届けたいメッセージは。
「何か、僕なりのこの世の中に対してメッセージのあるものにもできたらなとは思いますけど。それよりもまずは、自分が納得できる演技をすることが大前提。今の自分の体と会話しながら、整えながら。最終的にはそこまでたどり着いてこそ、皆さんに何か伝わる演技だと思うので。今やるべきことたちをやっていきたい」
-震災10年のタイミングで迎える大会。
「10年だからこそとかではなく、この時期のこの子(プログラム)たちを通して、何かのメッセージだったり、何か心が動くきっかけになっていればいいなと思います」
-演技構成は。
「予定としては(全日本から)変更はないです」