鶴竜引退 芝田山広報部長「潮時といえば潮時」3大関不振に「残念」
日本相撲協会は24日、第71代横綱鶴竜(35)=本名マンガラジャラブ・アナンダ、陸奥部屋=が現役引退することを発表した。年寄「鶴竜」襲名が理事会で承認された。リモートでの引退会見が25日の13時半から予定されている。
芝田山広報部長(元横綱大乃国)は横綱の引き際に関して「思うような稽古ができていない中、ケガということで休場が続いていた。場所前から本人も悩んでいたと思うけど、誰が見ても分かる状況だったと思う。稽古ができていない。次の場所に懸けると言っても難しかったと思う。年齢も年齢だから。潮時といえば潮時」と述べた。
鶴竜は史上10位、41場所の横綱に在位した。世代交代の加速となる横綱の引退ながら、今場所の3大関は優勝争いから後退。「次の横綱を担う力士が育っていないのは残念。次の横綱を担う力士がめざましく急成長してきての引退ならいいけど、そういうのでないのが残念」と同部長は話していた。