阿部一二三が決意「古賀先生のような豪快な技で優勝を」急逝“平成の三四郎”の魂継承

 柔道男子66キロ級で東京五輪代表の阿部一二三(23)=パーク24=が25日、オンラインで取材に応じた。バルセロナ五輪男子71キロ級金メダリストの古賀稔彦さんが24日にがんで亡くなったことを受け、「本当にビックリした部分はあるんですけど、日体大の先輩(でもある)古賀先生のような柔道家になれるようにこれからも精進していきたい」と決意を込めた。

 古賀さんは同じ日体大出身の大先輩であり、柔道界のレジェンド。阿部が全国区で活躍し始めた中高時代、古賀さんから声を掛けられたことが印象に残っているといい、「いろいろアドバイスをもらったりしたのは思い出に残っている。初めて言葉を掛けてもらった時の喜びは覚えています」と当時の感激を振り返った。

 代名詞の一本背負いをはじめ、高い姿勢からの担ぎ技を武器に相手を豪快に投げるという古賀さんのスタイルは、背負い投げや袖釣り込み腰を得意とする阿部の柔道とも共通する。

 今夏に東京五輪を控える23歳は、「古賀先生のような豪快な担ぎ技で自分も東京五輪で優勝したいと思うので、少しでも近づけるようにこれからも頑張っていこうと思います」と“平成の三四郎”の意志を継承する決意を示した。

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