王者チェンが出遅れ3位 4回転ルッツ転倒 首位の羽生と8・13点差 3連覇黄信号
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「フィギュアスケート・世界選手権」(25日、ストックホルム)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、3連覇に挑む世界王者ネーサン・チェン(21)=米国=は、やや精彩を欠く内容で98・85点だった。106・98点をマークし、首位に立った羽生結弦(ANA)とは8・13点差の3位発進となった。
冒頭の4回転ルッツで転倒すると、続くトリプルアクセルは決めたが、その後のスピンがやや乱れ、レベルを取りこぼした。最後の4回転フリップ-3回転トーループはしっかりとまとめたものの、フィニッシュ後は悔しそうに顔をゆがめた。「出だしで大きなミスが出てしまって残念。でも、ミスは起きるものだから」と、受け止めた。
チェンは5位に終わった18年平昌五輪以降、3年間無敗で個人戦11連勝中。神話と続くか、それとも…。