ラグビー日本代表、30年のうちに「世界一になる」日本協会が中期戦略計画発表
日本ラグビー協会は26日、2024年までの中期計画「JAPAN RUGBY中期戦略計画2021-2024」を発表した。
09年に19年W杯の日本開催が決定。翌年、W杯の成功を最終目標とした長期戦略を日本協会は初めて策定。16年に修正を加えて、活動の指針としてきた。W杯日本大会の成功を経た今回、新たに2050年までを見据えた重点分野などを設定。その設定をもとにまずは24年までの中期計画を立てた。
オンライン会見した岩渕健輔専務理事(45)は「W杯で大きな成功があり日本中でラグビーにいろんな意味で関わっていただいて、そういった波を今後どのようにしていくのか。それが今のラグビー協会にとって大きな使命」と説明。戦略計画では「協会刷新」「強化」「普及・育成」「リーグ改革」「社会連携」の5つの領域で8つの目標、15のアクションプランを設定した。
「協会刷新」では「世界一のラグビーユニオンを目指して抜本的に組織を見直し、理念実現のための強固な経営基盤をつくる」などの目標を置いた。岩渕専務理事は「何を持って世界一とすると、30年間というスパンでは2つ考えています」と事業規模とグラウンドでの代表チームのパフォーマンスだと説明した。事業規模では現状、イングランド協会が約300億円であり「ここがひとつの大きなターゲット」と目標とする。19年W杯でベスト8入りした日本代表はその上を目指す。「代表チームが世界一になることを大きな目標としています。そういったチームをユニオンとして持っていることがひとつの指標となる」と語った。