スポーツクライミング 東京五輪代表の原田海が予選通過「ぎりぎり耐えた」

 「スポーツクライミング・リード・ジャパンカップ」(26日、松山下公園総合体育館)

 初日は男子予選が行われ、東京五輪代表の原田海(22)=日新火災=は16位で27日の準決勝に進んだ。原田は「なんとかぎりぎり耐えたという感じ。疲れました」と振り返った。

 1月のボルダリング・ジャパンカップで左手薬指を負傷し、調整に少し狂いがでたが、現在は「(痛みは)だいぶ引いてきてほとんど大丈夫」。最近は食生活を改善し、これまで1人で行ってきたトレーニングにトレーナーをつけ始めるなど、新たな方法を取り入れて強化をした。「(コンディションは)万全に上がってきている訳じゃないけど、これから上がってくる見込みはある」と手応えを語る。

 25日には東京五輪の聖火リレーがスタートし、開催へ着々と近づいている。原田は「開催に向けて動いている。そこはしっかりポジティブに考えて、開催されたときに万全の状態でいられるように努力をしている」と話した。

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