姫野和樹がハイランダーズデビュー あいさつ代わりのジャッカル決めた
「スーパーラグビー、ハイランダーズ19-30ハリケーンズ」(26日、ダニーデン)
トップリーグ・トヨタ自動車からスーパーラグビーのハイランダーズに期限付き移籍した日本代表ナンバー8姫野和樹(26)が、後半9分から途中出場し、新天地でのデビューを果たした。本拠地のフォーサイス・バー・スタジアムで開催された試合で7-24とリードされた場面で投入。チームは敗れて1勝3敗となったが、後半19分には得意のジャッカルに成功するなど、新戦力としての存在感を見せつけた。
2月にニュージーランドに渡り、2週間の隔離期間を経てチームに合流した。隔離期間中は30分ほど駐車場を走るくらいしかトレーニングもできず、不安もあったという。「1年ぶりの公式戦で不安な点が多々あったんですけど、自分のプレー、やれることにフォーカスしてやった結果、自分らしいプレーができたなと感じています」とデビュー戦を振り返った。
海外挑戦の目的は「力の証明」だと言い切る。「日本人としての力の証明。自分の力の証明。今後ラグビーを日本になくてはならないものにするためにも、海外で日本人がこれだけやれるんだというのを証明すれば、日本でのラグビー人口、子どもたちの夢、現役選手の自信につながる。ニュージーランドから発信していけたら」と前向きに話した。
姫野は帝京大から17年にトヨタ自動車に入団し、日本代表としても19年W杯日本大会でのベスト8入りに大きく貢献。サンウルブズのメンバーとしてSRに11試合出場しているが、海外チームでプレーするのは今回が初めてとなる。