シェルバコワが驚異のカバーで初優勝 フィギュアスケート世界選手権
「フィギュアスケート・世界選手権」(26日、ストックホルム)
女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位のアンナ・シェルバコワ(16)=FSR=がフリー152・17点、合計233・17点で初優勝した。日本勢は坂本花織(20)=シスメックス=が6位、紀平梨花(18)=トヨタ自動車=が7位、宮原知子(23)=関大=が19位。今大会は22年北京五輪の出場枠が懸かっており、上位2人の順位合計を「13」以内とした日本は、最大3枠を確保した。
最終滑走で登場したシェルバコワは、冒頭の4回転フリップで転倒。構成を変えて高難度の4回転ルッツを回避し、最後のジャンプで、同様に高難度の3回転ルッツ-3回転ループを入れた。終盤で基礎点は1・1倍になるが、体力が消耗した中で驚異のカバーだった。
記者会見では「五輪のプレシーズンの世界選手権はとても重要で、優勝できて光栄。来季へ向けてさらにタフなトレーニングを続けたい」と22年北京五輪へのモチベーションを上げていた。