“軍神”羽生結弦 4年ぶり王座奪還へ、いざ出陣 公式練習で上々デモ
「フィギュアスケート・世界選手権」(27日、ストックホルム)
男子フリーを前に、公式練習が行われ、4年ぶり3度目の優勝を狙うSP首位の羽生結弦(26)=ANA=は、“軍神”と呼ばれた戦国最強の武将・上杉謙信の生き様を描いたフリー「天と地と」の曲掛け練習を行った。
冒頭の4回転ループ、4回転サルコーと成功。続くトリプルアクセルからの連続ジャンプは軸が傾きやや乱れたが、終盤の4回転トーループからの連続ジャンプ2本はしっかりと成功させた。上々の内容で最終調整を終えた。最終滑走で登場する今夜のフリー。22時46分に出陣する。
SP2位の鍵山優真(17)=星槎国際高横浜=は曲掛け練習で、2本目の4回転が1回転になるミスがあったが、その後はまとめた。SP3位と出遅れた、3連覇の懸かるネーサン・チェン(米国)は、曲掛けで5本の4回転を着氷したが、トリプルアクセルで転倒した。
優勝争いとみられる羽生から3位チェンまでの差は8・13点差。残り1年を切った22年北京五輪の前哨戦。頂上決戦の行方は…。