聖火リレー 沿道からの「頑張れ」に組織委複雑「気持ち動く」も声援自粛求める
東京五輪・パラリンピック組織委員会は27日、福島県での聖火リレー3日間を終えての取材対応を行った。
今回の聖火リレーではコロナ対策のため、沿道で観覧する場合は、声ではなく拍手での応援を求めているが、走り終わったランナーからは「沿道からの『頑張れ』の声が力になった」との感想が出ている。
組織委の高谷スポークスパーソン(SP)も「沿道からの声に、ランナーが笑顔になる姿も拝見する。私としてもすごく気持ちを動かされるのも事実です」と、複雑な気持ちを明かした。その上で「安全が最優先。大声を上げての観覧はぜひ控えていただきたい」と、話した。
聖火リレーは47都道府県859市区町村を121日間を掛けて約1万人が走り、7月23日に東京の国立競技場で行われる東京五輪開会式へと繋ぐ。