羽生、北京五輪へ「世界の情勢がどう変わるか分からないですけど…ベスト尽くし心待ちに」
「フィギュアスケート・世界選手権」(27日、ストックホルム)
男子フリーが行われ、SP首位の羽生結弦(26)=ANA=は、ジャンプのミスが相次ぎ、フリー182・20点、総得点289・18点でまさかの3位に終わった。SP2位だった鍵山優真(17)=星槎国際高横浜=が291・77点で2位。ネーサン・チェン(米国)が320・88点で3連覇を達成した。
北京五輪まであと1年を切る中で、大きな前哨戦が終わった。羽生は「僕はソチ五輪は前のシーズンの世界選手権で4位、平昌五輪の時は前のシーズンの世界選手権で優勝して、平昌五輪にいきました。今季の世界選手権で優勝した彼(チェン)に幸運があることを、とてもとても祈っています」と、チェンを讃えた。
その上で、コロナ禍の現状を思いやりながら「僕自身もオリンピックについては、色々と考えることはありますけど、ただ、いい思い出も悪い思い出も、良かったところも悪かったところもたくさんあります。でもそれがあったからこそ、成長してきたと思いますし、またこれからどういう経験があるか分からないですし、これからどういうふうに世界の情勢が変わっていくか分からないですけど、またベストを尽くして五輪がくることを心待ちにしたいと思います」と、語った。